「あ、しまった。お酒のんじゃった…」
今日の午後にインフルエンザの予防接種を受けたばかりなのに、ついつい会社の飲み会でビールを1杯、いつもの調子で飲んでしまいました(-_-;)
確か病院で「今日はなるべくお酒は控えてくださいね。」と言われたのに…
酔っぱらってはいませんが、ほろ酔い状態で気づいてしまいました。。
こんな時はどうすれば良いのでしょうか?(汗)
インフルエンザの予防接種には副作用などもあると聞きましたし、私は大丈夫なのか不安になってきました…
これ以上お酒を飲まない事が前提ですが、もし体調の変化があったら適切な対応をする必要があります。
どういった症状が危険なのか詳しく解説しておりますので、順にチェックしていきましょう。
インフルエンザの予防接種を受けた後にお酒を飲んでも大丈夫?
ついつい飲んでしまって心配かもしれませんが、
少しくらいのお酒であれば大丈夫です(^^)
あなたがなんだか具合が悪いと感じなければ、気にする必要もないという事ですね。
より具体的な根拠として、厚生労働省のHP(ホームページ)の一文を抜粋させて頂きました。
(3) 過激な運動,深酒は,それ自体で体調の変化をきたす恐れがあるので,ワクチン接種後24時間及び生ワクチンによる副反応が出現した時は治癒するまで避けるべきである。
厚生労働省HP 予防接種ガイドライン第4 予防接種の概要
4 一般的注意 より引用
ここを読むと、飲酒を禁じているワケではないということが分かります。
深酒は避けるべきとありますので、要するに「飲みすぎはダメですよ~」といっていることになります。
じゃあどれ位が飲みすぎになるのか?
それは個人のお酒の強さに寄りますので、
「やべ~、俺ビール1杯どころか、3杯飲んじゃったよ…」
という方でも深酒とは一概にいえないと思います。
ここら辺が難しい所ですが、インフルエンザの予防接種を受けたのであれば、それ以上飲むのはやめて
翌朝体調に変化がなければ大丈夫
そう認識しておきましょう(^^)
でも、もしなんだか身体の調子がおかしい…と異常を感じたのであれば、それは副作用の可能性があります。
つまり、インフルエンザの予防接種があなたに合わなかったという事ですね。
どんな症状がでるのかここでしっかり把握しておきましょう♪
インフルエンザの予防接種の主な副作用は?
実はインフルエンザの予防接種に関する副作用というのは多種多様にあります。
気を付けておきたいのが、軽度の副作用と重度の副作用があるということ。
主な副作用の症状としては、
- 発熱
- 注射した箇所が腫れる・痛い
- 頭痛
- 嘔吐(吐き気)
- 倦怠感(だるい)
- 息苦しい
- 声のかすれ
- のどの痛み・腫れ
翌朝、これらの症状が出ていないかチェックしてみて下さい。
より詳しく見ていきましょう!
発熱/注射した箇所が腫れる・痛い
これらの症状は全体の10~20%の人に見られるようです。
発熱は高熱ではなく、いつもよりちょっと高いかな~という感じなので、ちょっとしんどいかもしれません(-_-;)
注射したところが腫れるのも気になりますが、これらの症状は2~3日で収まるので病院に行くほどでもないかと思います。
ただし、次回予防接種を受ける時はこのような症状が出たことを伝えておきましょう。
頭痛・吐き気・だるい
全体的にみて5~10%の人に当てはまるのがこの3つの症状。
これらも2~3日で良くなると言われていますので、安静にしておくことが一番かなと思います。
会社勤めの方できつい場合は、風邪などの理由にして会社を休むことも考えた方がよいかもしれません。
あまり無理をせずに1日くらいはしっかり休んでおくことも重要です。
ここまでが軽度の副作用と考えられている症状です。
インフルエンザの予防接種を受けて10人に2人くらいはこれらの症状が出る可能性がありますね。
次からは重度の副作用と言われる症状です。
該当する症状が出たら、すぐに病院に行き診察を受けるようにして下さい。
息苦しい
息を吸うとゼーゼーいったり、呼吸がうまく出来ない状態であればぜんそくの可能性があります。
咳やたんが出たり、酸素不足がおこるので爪や唇が青白くなる(チアノーゼ)症状がでます。
声のかすれ/のどの痛み・腫れ
一番危険な症状がこれです。
いわゆるアナフィラキシー症状といわれるものです。
簡単にいいますと強いアレルギー反応の一種で、のどが腫れて、呼吸が出来なくなり、血圧低下を招くようになります。
何も処置をしないと命を落とすこともある症状です。
これら二つの重度の副作用は明らかに異常だとわかると思います。
そう感じたらまずは病院に行って検査してもらうことが最善の対応策です。
おかしいと感じたらすぐに病院に行きましょう(>_<)
お酒を飲んだら予防接種の効果はどうなるの?
飲酒したら予防接種の効果が薄れたり、失ったりするのではないかと思う方もいらっしゃるようですが、
効果がなくなるということはありません。
そもそもなぜインフルエンザの予防接種を受けたらお酒を飲んではいけないのかと言いますと、深酒したり、激しい運動をしたりすると、血圧があがって副作用と相まって発熱や頭痛が起きやすくなるからです。
要するに普段より体調を崩しやすい状態であるからなんですね(汗)
だれでも飲みすぎれば具合が悪くなりますが、予防接種の日にそうなっちゃうと、副作用なのかただの飲みすぎなのか分からなくなります。
そんな状態で病院にいっても「あれだけ飲むなと言ったのに」と呆れかえられる事になります(-_-;)
いい大人がそういった言いつけを守らずに迷惑をかける事は恥ずかしいことなので、注意しましょうね(^^ゞ
大丈夫!この記事を読んでいるうちは体調もそれほど悪くはなっていないと思いますので、お酒はここまでにしてしっかり休みましょう!
最後に:インフルエンザの予防接種を受けたらお風呂も控えるべき?
お酒をのんでも良いのか?と一緒によく
お風呂は入っても大丈夫なのか?
という質問も耳にします。
昔はお風呂も入らないで下さいと注意されていたようですが、今はシャワー位であれば何も問題はないですね。
ただし、
- 注射された箇所をかかない
- 湯船につかって長湯はしない
という点は注意しておきましょう。
血圧があがったり、注射箇所に刺激を与えたりすると発熱の原因にもなりかねませんので。
最後にまとめると、
少量の飲酒であれば大丈夫ですし、なにか異常が見られた場合、それはお酒のせいではなく副作用の影響が強いと考えられます。
とはいっても、深酒する必要もありませんので、お酒はできれば飲まない方がよいという事になります。
仮にお酒を飲んでしまっても、翌日の体調に異常はないかしっかりチェックしておけばそれほど心配する事はないですよ♪
以上、参考にしてみて下さいね(^^)