ぎっくり腰の痛みは、他の何にも例えようのない激痛ですよね…
「この痛みは一体いつまで続くの?」
「トイレやお風呂は、どうすればいいの?」
「仕事や家事は何日休まないといけないの??」 など…
ただでさえ痛くて辛いのに、仕事や家事ができないことで、まわりに迷惑をかけてしまうんじゃないかと焦りますよね(;^ω^)
しかも、ぎっくり腰は、経験した人にしかその辛さを分かってもらえないのも辛いところ。
「大変だねぇ~(^^;;」
と笑って同情してくれるならまだ良いのですが
「腰が痛いだけでしょ?我慢が足りないんじゃないの?」
と思われるのが、一番辛いですよね。
思い出しただけでムカついてきます(-_-メ)
では、ぎっくり腰はどのような経過をたどって、どの位の期間で完治するのでしょうか?
私の体験を元にお伝えしますので、参考になれば幸いです(^^)
ぎっくり腰が完治する期間はどの位?
一般的に、痛みのピークは発症後1~3日です。
その後は徐々に痛みが治まってきて、1~2週間で完治する場合が多いようです。
しかしこれは安静にしていた場合で、無理して仕事に行ったり、家事をすると、かえって長引くことになります。
私が経験した、ぎっくり腰の発症から完治までの経過を見ていきたいと思います。
ぎっくり腰発症当日(日曜日の午前中)
立ったままタイツをはこうと、前かがみの姿勢になった瞬間、腰に「ピキッ!」と痛みを感じました。
ぎっくり腰を何度も経験しているので、
「あ、やってしまったな…」
とすぐにわかりました。
私の場合は、発症時の一撃は、動けなくなるほどの激痛ではなく、その後徐々に痛みが増してきて、1~2時間後に動けなくなるパターンが多いので、「やってしまった」と思ったら、必ずとる行動があります。
まず、トイレに行く。
パジャマに着替え、数日間寝込む準備をします(笑)
いえ、笑いごとではないのですよ。
この動作をするのも、ロボットのような動きで、痛みに耐えながら、ゆっくりしかできません。
一度ベッドに横になると、もう数時間、身動き取れません。
寝返りをうつどころか、ちょっと足の位置を変えることも、頭を動かすことさえできない激痛がやってきます。
ひたすら寝るしかありません。
2日目(月曜日)
どうしても起きて動く必要があるトイレ以外は、じっとベッドに横たわって、時間が過ぎるのを待ちます。
もちろん、仕事にも行けません。
座ってご飯を食べることも大変なので、家事は当然できません。
着替えもできないので、お風呂やシャワーも難しいです。
3日目(火曜日)
トイレと食事は、何とかできるようになってきました。
3日目ともなれば、動き方のコツがわかってくるのかも知れません。
それでも、まだまだ痛いです。
ですが、耐えきれず無理をしてシャワーを浴びます。
4日目(水曜日)
あまり会社を休めないので、コルセットを巻いて、痛み止めを飲んで、必死の思いで仕事に行きました。
普通には歩けないので、通勤も一苦労です。
事務職ですが、座っているのもかなり辛いです。
痛い部分をかばっておかしな姿勢になるので、今度はその他の部分がつったり、筋肉痛のようにダルく、痛くなってきます。
本来なら、まだ仕事に行くべきではないと思います。
家事も、無理をしたらできるかも知れませんが、やるべきではないでしょうね。
5日目(木曜日)
他の部分の筋肉痛のような痛みが辛いですが、そもそもの腰の痛みはだいぶ治まってきました。
ゆっくりなら、家事もできるようになります。
6日目(金曜日)
だいたい5日目ぐらいから、回復が早く感じるようになり、体がどんどん楽になっていきます。
スムーズに動けるようになります。
7日目(土曜日)
日常生活は、普通にできるようになりますが、平日、無理をした分、家でゆっくり過ごします。
8日目(日曜日)
気分転換に、出かけました♪
痛みがなくなるとつい無理をしてしまいますが、一つ一つの動作は慎重に腰に負担にならないよう注意が必要です。
9日目
あの悪夢のような激痛を忘れてしまうぐらい、平気です♪
あくまでも私の場合の例で、発症時の痛みや経過もそれぞれだと思います。とにかく無理をせず、安静にすることが、完治への近道ですよ!
その間、仕事や家事はどうすればいいの?
こんなに痛いのに、仕事も家事も休めないのが辛いですよね。
しかし、1~3日目ぐらいまでの激痛期は、おそらく起き上がって作業をすること自体難しいので、仕事も家事も休まなければならないと思います。
仕事は、他の方に電話などでお願いできるのであれば、代わりにお願いして、家事も家族に協力してもらえるなら、甘えてください。
激痛期が終わり、動けるようになってくると、無理をしてしまいがちですが、休めるなら一日でも長く安静にした方が、治りが早いです。
だからと言って、腰以外は元気なのに、何日も寝ているだけでは飽きてくるし、仕事や家の事が心配でそうのんびり休んでばかりいられないのも現実ですよね。
無理のない範囲で仕事や家事をして、痛くなったら休むなど、様子を見ながら行ってくださいね。
再発を防止するには?
ぎっくり腰が起こるのは、普段から腰に負担をかけたり、運動不足やストレスなどで疲れがたまっているからなのです。
そのためには、日頃から運動やストレッチをしたり、ストレスをためないように心掛ける必要があります。
そして、「ぎっくり腰は癖になる」というのもよく聞きますが、再発するのです。
再発防止には、
- 肥満を解消する
- 腰に負担のかからない動きをする
- 適度に運動をする
- 腰まわりの筋肉をつける
- 腰まわりを冷やさない
などが、私が実際に病院の先生に注意されたことです。
痛みが激しいときは、コルセットを巻くなどして、腰の負担を軽減するのが良いのですが、普段からコルセットに頼りきりになるより、腰まわりの筋肉をつけた方が良いというアドバイスでした。
運動などのリハビリは、必ず完治してから行ってくださいね!
動画『2度とぎっくり腰にならない裏ワザ!』
まとめ
- ぎっくり腰の経過のまとめ…
- 激痛は3日目ぐらいまで続く
- 無理して動くと、痛い部分をかばって、他の場所が痛くなる
- 4、5日目からは、日に日に回復していく
- 仕事や家事は、無理をすれば4日目以降から可能な場合がある
- 無理をすると逆に長引く
- 安静にするのが完治への近道
再発を防止するには…
・体重管理
・腰まわりの筋肉をつける
・日頃の動作に気を付ける
一度あの辛さを味わうと、元気に動けることがとても嬉しく思いますよね。ゆっくり休んで
完治したら、運動したり、日常生活での動作を見直すなど、再発防止の対策を考えてみてください(^^)
もう二度と、あんな辛い思いをしなくて済むように…。
参考になれば幸いです。