「今朝からどうも体調がおかしい…。節々が痛いし熱も38度くらいある。」
どうやらインフルエンザにかかってしまったようです。
最近は仕事で忙しく疲れていたし、人ごみにも行く機会が多かった…。
予防接種はしていたのだけど油断したな(汗)
そう後悔しても後の祭り^^;
予防接種のおかげかそこまで高熱は出ないのですが、今週は大事な会議や商談が目白押し。
病院に行きたくてもなかなかいく暇がありません。
でも以前、自宅療養で自然と治るという話を聞いたことがあります。
つまり病院に行かなくても自然治癒でなんとかなるという事ですね。
確かに、子供の頃はインフルエンザの時でも風邪と同じように自宅で安静にしていた記憶があります。
昔はインフルエンザの薬があまりなかったからです。
もしそうであれば、自然治癒でどの位の日数で治るのでしょうか?
それが分かれば仕事のスケジュールも調整できますし、体調管理もしやすくなります。
さらに、どうすればより早く自宅でも回復を早くすることができるのかそのコツをお伝えしたいと思いますので参考にしてみて下さい。
インフルエンザが自然治癒で治る日数はどの位?
まず、インフルエンザは自然治癒で治るのか?
という事ですが、
体内にあるウイルスを退治するのはあなたの中にある免疫力の働きによるものなので、実は自然治癒でしか治すしかありません。
日数にして5日~7日で回復するのが一般的です。
インフルエンザウイルスが体内に入ると、カラダの中にある免疫力がそれを排除しようと戦い始めます。
完全に排除できるまでの戦いの期間が5日~7日かかるという事になるわけです。
そして激しい戦いの為、非常に多くの体力を消耗します。
その代償として高熱がでるということになるんですね^^;
要は自宅療養でもインフルエンザは治るという事。
必ずしも病院に行かなければならないという事ではありません。
ではなぜ多くの方が病院に行くのでしょうか?
インフルエンザになると病院に行くべきなのか?
あなたは「タミフル」というお薬の名前を耳にしたことがありませんか?
インフルエンザのお薬として有名ですが、このお薬をもらう為に行っているといっても過言ではありません。
私はこのお薬をもらって、服用する事で「ウイルスを退治するもの」だと思っていましたが、実はそうではなかったんですね(^_^;)
タミフルは「インフルエンザウイルスの増殖を防ぐため」にのむお薬だったんです。
48時間以内がもっともウイルスが繁殖する時間である為、タミフルはインフルエンザが発症してからその時間以内にのむお薬として認識されていますし、医師もそれに応じて薬を処方します。
要するに、これ以上ウイルスが増殖して症状が悪化しないように服用するお薬であり、後は自分の力でウイルスと戦っていかなければいけないという事。
もし48時間を過ぎているのであれば効果は薄いと考えられるので、無理に病院に行くよりも安静にしておいた方が良いです。
「タミフル飲んでおけば大丈夫!」というのはちょっと違うと言えますね(^_^;)
さて、そうとわかったら、
あとは自然治癒力を高めることが重要だという事になります。
少しでも早く治すために具体的に何をすればよいのか?
また、何をしてはいけないのか?をココからお伝えしたいと思います。
インフルエンザを少しでも早く治すために出来る3つの事!
病院に行く暇がなくて、熱が38度くらいであれば、免疫力を高めることで治りも早くなります。
そのために出来る事は次の3つ。
- 水分補給
- 消化しやすく栄養のある物を口にする
- 睡眠をしっかりとる
どれも基本的な事ですが、意識してやるのとやらないのでは大違い。
より具体的に見ていきましょう。
水分補給を徹底する
インフルエンザと戦うためには大きなエネルギーが必要。
ウイルスを退治する為、熱が出るわけです。
熱が出ると体を冷やそうとするので大量の汗をかきます。
つまり、どんどん水分が失われていくことになり、こまめな水分補給が必要となるワケです。
水分が不足すると脱水症状を引き起こし、インフルエンザよりも深刻な状態になるので、それだけは避けなくてはいけません(>_<)
寝ている時には自分でもびっくりするくらい汗をかいていると言われており、約1ℓほど失われるとも言われています。
こまめな水分補給は当然ですが、寝る前と起きた後はいつもより多めに水分をとるようにしましょう。
おすすめはやはりスポーツドリンクですね。
水より吸収が良く、カラダが弱っている時の栄養補給にもなりますので、ポカリスエットやアクエリアス、エネルゲンなどを飲むようにしてください。
個人的にはエネルゲンの味が好きです(^^)
消化がよく栄養のある物を口にする
インフルエンザにかかってしまった場合、あなたの身体はそのウイルスと必死に戦っています。
そのためとてもパワーを使うので、外部からエネルギーを補給する必要があります。
栄養価の高い食べ物はもちろんなんですが、ここで注意しておきたいのが消化によい物を口にすること。
ウイルスを退治するために体中のパワーを使っている為、胃腸の働きもいつもより弱くなっている可能性があります。
そこで、負担をかける食べ物を口にすると消化不良を起こして、下痢や脱水になることに…。
ただでさえ、ウイルスと戦って大変な時に、余計な負担をかけないためにも消化しやすく栄養のある物を摂取しましょう。
例えば、うどんやお粥、雑炊などは簡単に作れておススメです。
飲み物はスポーツドリンクが基本なんですが、卵酒も出来れば飲んでみて下さい。
お酒を煮立てて、卵と砂糖を混ぜるだけで作れます。
栄養も豊富で身体も温まるので良いことだらけです(^^)
詳しくはコチラをご覧ください↓
睡眠をしっかりとる
ウイルスを最も効果的に退治していくにはやはり睡眠が一番です。
ぐっすり眠っている間に体力も温存できるので、その分回復も早いワケです。
スポーツドリンクを飲んで、栄養のある物を食べて寝る。
これが一番シンプルな治療法ではあるのですが、インフルエンザの場合、もう一つ付け加えておきたいポイントがあります。
それは湿度です。
理想的な湿度は50%~60%。
空気が乾燥するとウイルスの侵入を防ぐ喉の粘膜効果が弱まり、感染しやすくなります。
厚生労働省のHPにも適切な湿度として50%~60%を維持する事を推奨しています。
私は特に口をあけて寝てしまうので、朝起きるとのどがやられてしまう事がよくありました(-_-;)
よって、寝ている間でも湿度は維持できるように工夫が必要です。
加湿器がご自宅にあれば一番なんですが、もしない場合は濡れタオルが一番簡単!
お湯で濡らしたタオル適度にしぼってからハンガーに掛け、3枚ほど部屋にぶら下げておけばOKです。
実際に計ってみるとわかりますが、驚くほど湿度がアップするので、寝る間だけでしたら一晩はこれで大丈夫です(^^)
最後に:やっていはいけない事とは?
インフルエンザは自然治癒でどの位で治るのか。
なるべく早く治すにはどうすれば良いのか。
病院になかなか行けない方へ少しでも参考になりましたでしょうか?
まとめると、
- 自然治癒では5~7日かかる
- 病院でもらうお薬はあくまで「ウイルスの増殖を防ぐ薬」
- 体力が激しく消耗するので発熱や痛みがでる
- 水分補給・消化のよい食事・しっかりとした睡眠が基本
このようになります。
基本的な事だったかもしれませんが、ポイントがいくつかありましたので、そこをしっかりおさえていただけたらと思います。
最後にやってはいけない事を1つだけ。
それは解熱剤を使用する事です。
解熱剤は無理やり熱を下げるために使用するお薬で市販の物もあります。
一見、熱が下がると楽になると思われるかもしれませんが、 せっかくウイルスと戦っている時に熱を下げてしまうといつまで経っても退治できない状況になってしまう可能性があります。
要するに回復が長引くワケですね(^_^;)
それでは本末転倒になってしまいますので、市販の解熱剤を使用しないとヤバい状態であれば、すぐにでも病院に行った方が良いです。
おそらく40度近い熱が出ている可能性があるので、病院で点滴など適切な処置が必要な状況であると考えられます。
今回お伝えした事は、あくまでご自身で出来る事で効果的な対処法としてご紹介しました。
意識がもうろうとしたり、する場合は仕事どころではありませんので、すぐに病院で受診するようにして下さい(>_<)
以上、参考になりましたら幸いです。