つい先日、私のデスクの電話が鳴りました。
「すみません…職員の車に当ててしまったんですけど…」
「そうですか、じゃあすぐに現場に行きましょう。」
「いや、違うんです。当てたのは1週間くらい前なんです…」
正直、ビックリしました^^;
私は仕事上、職員の車や駐車場の管理を任されているのですが、あとからこのような報告をしてくる人は初めてだったので。。
当ててしまったことは分かっていたそうなんですが、恐くなってその場から逃げてしまったとのこと。
誰もいない時間帯だったので、そういった考えが頭をよぎったのでしょう(-_-;)
ちなみにそのドライバーさんは
- 運転初心者
- 駐車に自信がない
- 駐車場が狭く、大きい車が隣にあった
まだ若い女性の方でした。
で、「後から何か言われるのではないか?」
「警察から連絡があるのではないか?」
と心配になり、会社に連絡してきたというワケです。
気持ちはわからなくもないですが、すぐに教えてほしかったですね。
その女性社員にもしっかり話をしましたが、
もし、自分が他人の車に当ててしまい、
その場を立ち去ってしまった場合どうなるのか?
警察からの連絡はどのくらいの期間でやってくるのか?
それをお伝えしたいと思います。
どのくらいの期間で警察から連絡があるの?
当て逃げした場合、警察からいつ連絡があるのか。
一番気になるのはココではないかと思います。。
ズバリお答えすると、
早ければ翌日。数日以内に連絡がある可能性が高い。
もしくは、
連絡が来ない場合もある。
となります。
数日内に連絡が来た
すぐに連絡が来てしまった場合、当ててしまった所を相手に見られて警察に通報されてしまった可能性が高いです(^_^;)
その際に車のナンバーや車種を確認しているので、警察に届出るとすぐにバレます。
もし見ていなくても防犯カメラなどにぶつかった映像が残っているとそこから身元がわかってしまう事も。。
なのですぐに連絡が来た場合は誠意をもって対応しましょう。
連絡が来ない場合
冒頭の女性の方のように1週間たっても何も音沙汰がなくて、逆に恐くなったという方もいます。
この場合、被害にあった方が
- 当てられた事に気付いていない
- 気付いているけどそのままスルーしている
と考えられます。
そうなんです。
物損事故の場合、警察は被害届がないと調べようがないので届出が無い限り動きません。
つまり警察からの連絡はないという事ですね。
これが人身事故の場合であれば警察はひき逃げ事件として捜査を開始します。
よく警察24時みたいな特番で「ひき逃げ犯を許すな!」みたいなテレビを見かけますがこれは、事故ではなく犯罪となってしまうので、取り扱うレベルが違うというワケです(汗)
「じゃあ、被害届さえ受理されなけば警察からの呼び出しはないんだ(^_^.)」
と安心するのはいけません。。
当て逃げは他人に迷惑をかける行為です。
ワザとではないにしても自分の車にぶつけられてそのまま逃げられたらムカつきますよね?
そういった方は被害届をだすワケです。
では次にどういった方が被害届を出すのか。
これについて詳しくみていきたいと思います。
被害届を出す場合はどんな時?
車を当てられて被害を警察に連絡する人。
これも人それぞれになります。
例えば、買ったばかりの新車をぶつけられたら誰だって相手を探しますよね。
その場合、被害届をだして警察に相手を探してもらう行動に出るのはわかります。
ですが、もうずいぶん古い車で他にもキズがある。
なので、ちょっと当てられたくらいのキズであれば「もう仕方ない」と気に留めない運転手さんもいます。
基本的に物損事故の場合、警察はぶっちゃけそこまで真剣に探してくれません(汗)
相手のナンバー、車種がわからないと探しようがないからです。
運よくカメラや目撃者がいればそこから割り出せますが、そういった手間を考えると小さいキズなら「まあ、いっか」と思うようになります。
こういった感じで個人の状況に依存するので、必ず被害届が出されるワケではないのですが、私だったら必ず出しますね。
なぜなら修理するのに保険を使う場合、警察の事故証明が必要になるからです。
小さいかすり傷程度であれば、自分で何とかしますが数万円超えてくるのであれば、保険を使ったほうが良いので、その為に警察に証明をお願いすることも考えますね。
このようなケースがありますので、「警察に届け出ないかもしれないから大丈夫だろう」と考えるのではなく、すぐに警察に事故を起こした事を連絡してくださいね!
そうじゃないと、警察に見つかったときに大変な事になるかもしれません…
具体的にお話しますので気になる方は続きをご覧ください( `ー´)ノ
罰則・罰金はあるの?
通常物損事故の場合だとワザとでない限り、罪に問われることはありませんし、罰則もありまぜん。
ですが当て逃げとなれば話は別です(^_^;)
- 危険防止等措置義務違反 5点
- 安全義務違反 2点
これらの加点となり一回で免許停止に(汗)
バレないだろうとタカをくくっているともし見つかった時に取り返しのつかないことになります。。
仕事やプライベートでクルマが乗れないとなると非常に不便になります。
連絡が来たらどうしようとビクビクする位なら潔く警察に報告した方が賢い選択と言えますね。
すぐに報告すればワザとでない限り当て逃げとはならず、タダの物損事故として処理されることがほとんどですので正直に話すことが一番ですよ(>_<)
最後に
これまで当て逃げについて焦点を合わせてきましたが、最後に申し上げたい事。
それは加害者にも被害者にもならないよう気を付ける。です。
当たり前のことですが、誰でも事故の当事者になる可能性があるのを私たちはすぐに忘れがちです。
- 自分が運転するときは気を付ける。
- 相手がどういう運転をしているか危険を察知して注意する。
など日頃の意識でだいぶ変わってきますのでその辺を忘れないようにしましょう!
もしあなたが
「当て逃げをしてしまった…」という状況であれば、一度弁護士に相談することをおススメします。
当て逃げの加害者になってしまった場合、これまで申し上げてきたように物損事故として賠償責任に問われる可能性があるからです。
法律のプロに相談すれば、あなたに対して適切なアドバイスをしてくれます。
それだけでもあなたの心配や不安はグッと解消されると思います。
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なにもせずに不安に駆られるよりも、一度弁護士に相談してみると良い結果が得られる可能性は高まります。
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繰り返しになりますが、万が一当ててしまったら正直に警察や被害者に報告しましょうね。
それが後々面倒なことにならない最善の予防策です!
このブログでは車のトラブルに関して役立つ情報を提供させて頂いております。
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・接触事故は当て逃げだけではありませんよね?
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