税理士を目指して日々勉強にいそしんでいるあなたへ。

この記事では実際に簿記論に合格した私がどのような勉強を行ってきたのか?

そのポイントについてお伝えしていきます。

勉強に専念できる人、仕事でクタクタになって帰ってから勉強している人、置かれている環境はさまざまだと思います。

毎日お疲れさまです(>_<)

もしかした辛い日々を送りながら心がくじけそうになっているかもしれませんが、合格するためには勉強するしかありません。。

そこを乗り越えるからこそ合格と言う素晴らしい未来が待っており、社会的にも評価の高い資格になっているのです。

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その為にまずは勉強時間を確保することが大切ですが、合格するためには、その時間内にいかに効率よく勉強するかが最も大事なことだと思います。

そこで、私が税理士試験 簿記論の受験にあたり、一年目に失敗した時の勉強法と、二年目に合格した時の勉強法をご紹介したいと思います。

私が合格した勉強法

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まずは私がこれまでどのような生活スタイルで勉強してきたのか簡単にご説明します。

私の受講スタイル

【一年目 】

仕事やバイトはせず、学校に通い受験に専念しました。

9月開講のレギュラーコースで、簿記論財務諸表論を受講しました。

授業は最後まで受け続けましたが、ついて行けず、勉強法もまったくわからなかったので、今から思えば「勉強した」と言えるほどの勉強はできていませんでした。

もちろん、本試験は二科目とも不合格でした(^^;

【二年目 】

週3日、会計事務所でパートをしながら、簿記論一本に絞って、1月開講のコースを受講し、合格しました!

 

ざっとこんな感じですが、やはり本気になって取り組んだのは二年目からです(;^ω^)

さらに、ここから詳しく勉強法をお伝えしますが、まず私が「コレをマスターしたからこそ合格できた!」という方法を次で公開させて頂きます♪

答練を3回転させる!

「答練(答案練習)は、最低3回転させろ!」

私が先生に散々言われた言葉です。

「だまされたと思って、とにかくやってみろ!」と…

 

一年目は、意味がわからず従いませんでした(=だから落ちたと思います…)

しかし、二年目は「先生がそこまで言うなら…」と、本当にだまされたと思って、答練を4~5回転させました。

その際は、毎回2時間計って解きます。

 

もちろん、答練を解くだけではありません。

100点取れるまで、徹底的にやり直します。

すると、自分が苦手な所がわかってくるんですね。

そこで、その苦手な所の実力テストをもう一度解いてみるのです。

それでもダメなら、テキストに戻り、設問からやり直す。

 

これを繰り返すことですべての内容を網羅できるようになります。

実際に取り組んでみた方にしか分かりませんが、答練がいかに作り込まれているか気づきますよ(;^ω^)

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繰り返しやることで自然と色んな知識を吸収できるようになっていて思わず、

「スゴイ!」

と一人でうなったことがあります(;・∀・)

 

この感覚を手に入れてからは「これだ!」と思い、二年目はとにかく答練の繰り返しを徹底してやりました。

税理士試験の一年目も含め、色んな検定試験を受けてきましたが、そもそも勉強のやり方が間違っていましたね…

 

「試験勉強」というと、

  • テキストの設問から復習
  • ミニテスト、実力テスト
  • 総合問題

このように順番に勉強していました。

 

そうすると試験当日までに間に合わず、ほとんど総合問題を解かずに本試験を迎えてしまいます。

これでは、どうやって問題を解いたら良いのかわかりません。

本当の勉強法は逆だったのです。

 

実践あるのみ!総合問題を解いてみて、わからない所(テキスト)に戻る。

これに気付けたのも、「とにかく答練3回転!」という先生の言葉でした。

当たり前のことかも知れませんが、勉強が苦手だった私は、この基本の勉強法すらわかっていなかったのです(/ω\)

常に意識しておくこと

ここからは、長い勉強期間の中で意識しておいてほしい事をお伝えします。

ついつい毎日を同じリズムで過ごしていると忘れがちになりそうですが、大切なポイントなのでココでしっかりおさえておいて下さい(^^)

競争試験だということ

税理士試験の合格基準は、満点の60%と公表されていますが、例年の合格率が12%前後であることから、実質的には上位10%に入ることが求められる「競争試験」なのです。

全問解く必要はない

本試験では、全問解く必要はありません。というより、不可能です(;^ω^)

 

そこで、本試験までに身に付けておきたいのが、「解かないといけない問題と、解いてはいけない問題を見極める力」です。

みんなが解ける問題には配点が高く、解けない問題の配点は低い、と言われています。

そのため、「みんなが解ける問題は確実に点を取り、捨てる問題には手をつけない」

これを前提に、それ以外の「頑張れば解ける問題」を数問得点できれば、ライバルに差をつけ上位10%に入ることができるのです。

 

「正解しなければならない問題、捨てる問題、頑張る問題」を見極める力をつけるには、答練を繰り返し解く必要があるというワケですね♪

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勉強時間はどの位?

私の場合、一年目は勉強のやり方もわからないまま終わってしまったので、二年目の勉強時間について具体的にご紹介したいと思います(^^)

1月~7月中旬まで

【 パートのない日…平均6時間 】

パートのない平日の週2日、午前中のクラスで授業を受けました。

そして、夕方まで自習室で復習して帰りました。

 

【 パートのある日…2~3時間 】

事務所の帰りに学校に行き、2~3時間、自習室で自習していました。

友達と約束のある日は0時間です。

本来なら「例え30分でも、毎日簿記に触れた方が良い」と言われていましたが、私はそんなにメンタルが強くなかったですね(;´∀`)

 

【 土日…1~2時間 】

週末は予定を入れて、結構遊んでいました(^^;

「出かける前に午前中だけ勉強する」
「帰ってきたら実力テストを1回分だけ解く」

など、軽めの勉強量で、週末はリフレッシュすることを優先していました♪

 

本試験2週間前

受験を応援してくださる会計事務所だったので、本試験の2週間~10日前から「試験休み」をいただけました。

この直前の2週間は、毎日自習室に行きました。

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この時期は、「一日、答練3回分!」が自分に課したノルマだったので、時間にすると一日9~10時間ぐらい勉強していたでしょうか。

というのも、答練1回分を2時間計って解いて、答え合わせとやり直しをして、だいたい3時間。

それが3回分だったので、それぐらいの時間になると思います。

「午前中1回分、午後2回分」が目安で、自習室で3回分できなかった日は、家に帰ってから残りの1回分を解きました。

それ以外の時間は、テレビを見たり、早めに寝たり。

本来なら、ライバルはその時間も勉強していたと思いますが、答練3回分でかなりの体力を消耗するので、私にはそれが限界でした。

 

それでも、この直前の2週間は、私の人生で一番勉強した2週間だったと思います!(笑)

これが自信となり、合格できたんだと、今でも信じています(^^)

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くじけそうになったら…

長い受験勉強期間、確実にくじけます!心折れまくります!逃げたくなります!(笑)

当たり前なのです。

だって、高い受講料を払って学校に行き、みんなが遊んでいる時間も自習室で勉強して、年に一回の本試験に向けて頑張っているのに、思うように結果が出なかったらくじけます。

いよいよ本試験が近づいてきて、答練の結果がボロボロだったら、絶望感しかありません。

これが何年も続くのかと思うと、逃げたくなります…(涙)

 

実際、私も何度もありました(^^;

そんな時、私は勉強から数日離れました

本試験直前に「数日」は命取りなのでオススメできませんが、もっと早い時期だったので、思い切って勉強を休みました。

思う存分テレビを見たり、友達と遊びに行ったり、ひたすら寝たり…。

すると不思議と

「もう一度頑張ってみようかな!」

と思えてきます(^^)

 

どうしてもダメな時は、先生に相談に行きました。

先生は、なだめたり、励ましたり、カツを入れてくれたり、「やれば出来る」と暗示をかけられたこともありました(笑)

仲間に相談するのもおススメです♪

きっと同じ時期に、同じことで悩んでいるはず!不安な気持ちは、みんな一緒なのです(^^)

 

そして大事なことは

「今頑張っているのは何のためか?」

と考えもっと長期的な未来を見ることです。

試験に合格することがゴールではなく、

「税理士になって何をしたいのか?」

そう未来をイメージすることが、モチベーションを維持する秘訣だと思います♪

まとめ

税理士試験 簿記論の勉強法をまとめると…

  • 答練は最低3回転させる
  • 必ず2時間計って、時間配分の感覚をつける
  • 「解く、解かない」を見極める力をつける
  • 税理士試験は「競争試験」であることを忘れてはいけない!
  • 本試験2週間前は、とにかく答練を解きまくる!
  • 答練でわからない所、苦手な所は、実力テスト→テキストに戻る
  • くじけそうになったら、休む・相談する・未来をイメージする!

これが合格への近道だと思います(^^)

心が折れそうになることもあると思いますが、ここまで来たのだから諦めないでください!!

 

ココまで読んでくださったあなたの少しでも手助けになれば幸いです。

頑張ってください(^^)

 

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