「取引先の会社に年賀状を出すときって宛名はどうするんだろう?」
仕事で年賀状を作成する場合、こんな疑問を持ったことありませんか?
今年は新しい取引先が増え、営業部の○○課長にお世話になったので来年から年賀状を送ろうと思ったのですが、
そのときの宛名は
○○株式会社 御中
でよいのかということ。
それとも御一同様?
いやいや会社の取引先だから御中だろ?
これまで頂いた年賀状を拝見しても、それぞれバラバラではっきりコレだ!という根拠が見つかりません(^_^;)
コレではいかんな…と思い、しっかり調べてみると「なるほど~」と納得できました♪
これから詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください(^^)
宛名は御中?ご一同?使い分けのポイント!
あなたが年賀状を誰に送りたいのか?
まずはそこをしっかり考えることがこの疑問を解決する一番はやい方法です。
つまり、今回のように取引先の課長さん宛てに送りたいのであれば、
と書きます。
お名前の後に役職を付けても良いかと思います。
大きい会社だと部署や役職を明記しておいたほうがわかりやすいので(^^)
このように個人を特定する場合は相手の名前を書いて、御中はつけない事がポイントです。
もう一つ例をあげますと、
仮に〇〇会社の総務課の皆様全員へ年賀状を送る場合は
と書きます。
これは総務課の方全員に向けた年賀状という事です。
個人を特定しているワケではありませんが、総務課の人達へ向けた年賀状だという事はわかります。
この場合でも「御中」とは書かないですね。
では一体御中はいつどのような場面で使用する言葉なのでしょうか?
そもそも御中とはどんな意味?
「御中」とは「中」の人を敬い、「御」を付ける事で丁寧な表現として用いられる言葉です。
あくまで人をさす言葉であることがポイント。
今回の場合だと 〇〇会社 御中 と書くのは間違ってはいませんが、
それだと「〇〇会社の人達すべてに向けた」年賀状という意味合いになってしまうわけですね。
よって営業課の課長さんに対して送りたいのであれば、御中という表現はあまり好ましくないという事になります。
もっと言いますと、
御中=誰でもよい・誰かへ
という捉え方をされますので
「○○会社の誰でも読んでもらってかまわない年賀状。」
となってしまう可能性があります。
そもそも会社といってもたくさんの人が所属していますから、誰に向けたものなのかをハッキリさせておかないと本人まで届かないケースもあります。。
御中と書いて年賀状を送ったからと言って必ずしも相手方がご覧になるわけではないという事ですね^^;
こんな使い方はNG!
ココではよくある間違った書き方を例としてご紹介します。
一番多いのがこの書き方。
これは×です^^;
「御中」と「様」が同時に入ることは二重敬語となり不適切な表現となります。
この場合は
〇〇株式会社 御中
もしくは
〇〇株式会社 △△様
のどちらかで宛名を明記するのが正しい書き方ですね。
最後に
会社への年賀状について宛名をどうすればよいか。
詳しくお伝えしてきましたが少しは参考になりましたでしょうか?
最後に注意点として1つお伝えしておきたい事がございます。
それは御中と書くのが悪いというわけではないという事。
会社の方全員に向けた年賀状であればむしろ御中が適切な表現であると言えます。
ここで申し上げておきたかったのは送り先が会社(法人)だから御中と書くわけではないということです。
御中の意味をしっかり理解して使い分けるようにすることが大切。
今後も会社に年賀状を送る事はあるかと思いますので、ぜひ今回お伝えしたポイントを頭の片隅に入れて置くとよいかと思います♪
最後まで読んでくださりありがとうございました。