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最近では、歌手にも多い突発性難聴

その症状は、ある日突然、何の前触れもなく片側の耳だけに起こる難聴で、耳鳴りめまいを伴う場合があります。

発症が突発的であることから、ほとんどの患者さんが、発症の時期やその時の状況を覚えていることが多いのも特徴です。

私も数年前に右耳突発性難聴になりました。。

詳しい知識がなかったため、戸惑うことも多く、会社を休まなければならないことも。

 

精神的にとても辛かったです。

当時の私のように、今、難聴に苦しみ、会社を休む罪悪感を感じている方も多いと思います。

突発性難聴は、どれぐらいの期間で完治するのでしょうか。

私の経験を元にお伝えしたいと思います。

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完治するまでの期間はどの位?

突発性難聴が完治するまでにかかる期間は、一週間~数ヶ月と、さまざまです。

その期間に大きな差がある理由は、

  • 症状の内容
  • 難聴の重症度
  • 発症から治療を始めるまでの時間(日数)
  • 正確な診断を受け、適切な治療を受けているか
  • 安静にしている度合い

により、経過にも個人で違いがあるからです。

では、それぞれの内容を詳しく見てみましょう。

私の場合はどうだったのかも一緒に見て頂けると参考になると思います。

症状の内容

一つ大きなポイントとして、めまいがするかどうかです。

難聴に加えて、めまいを伴っている場合は、完治までの期間が長くなります。

(私の場合)

ひどいめまいを伴いました。

一人では歩くことができず、吐き気もありました。

難聴の重症度

軽度の難聴であれば比較的治りやすいですが、難聴の度合いが重度であれば治療に時間がかかり、経過も良くないのは言うまでもありません。

(私の場合)

何も聴こえない重度の難聴でした。耳たぶや頬、口の中の感覚もありませんでした。

発症から治療を始めるまでの時間(日数)

突発性難聴が完治するかどうかの大きなカギになるのは、治療を始めるまでの時間です。

発症から48時間以内に治療を開始した場合、難聴が改善する場合が多いですが、治療を始めるまでに一週間経つと、改善は困難な場合が多くなります。

(私の場合)

朝起きて難聴に気付き、すぐに耳鼻科を受診しました。

厳密には前日の夜から耳に違和感があったので、それが始まりだとしても12時間後には治療を受けています。

正確な診断を受け、適切な治療を受けているか

これは、そのままの意味ですね。

(私の場合)

聴力検査やめまいの検査の結果、突発性難聴と診断され、点滴、注射、飲み薬の治療を受けました。

安静にしている度合い

治療の効果が出やすい期間に、適切な治療を受け、できるだけ安静にしている方が良いでしょう。

2週間ほど入院治療を受けるケースもあるので、やはり安静が一番なのですね。

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(私の場合)

耳鼻科の先生に、

「2週間は安静に。」

と言われ、発症した日から約2週間、会社を休みました。

最初の1週間は、とても仕事に行ける状態ではありませんでしたが、どうしてもやらなければならない仕事があったため、4日目ぐらいに数時間だけ会社に行って仕事をしました。

今から思うと、この時しっかり休んでいれば…と後悔しています。

 

以上のように、症状の重さや、治療に専念できる環境にあるか、によっても完治までの期間は変わります。

また、適切な治療を受けていても、すべての人が完治するわけではないのです。

  1.  3分の1…難聴が完治する
  2.  3分の1…改善するが、難聴や耳鳴りなどの後遺症が残る
  3.  3分の1…改善しない

かなりシビアな数字ですね…

 

ちなみに私は、完治しませんでした

治療のおかげで、聴力は半分ぐらい戻りましたが、ほとんど聴こえていません。

耳鳴りなどの後遺症もあります。まさに、②番ですね。

 

私の場合は、最初の2週間は会社を休み、点滴のための通院以外は、家で寝ていました。

3週間目と4週間目は、仕事に復帰し、仕事が終わってから毎日点滴に通いました。

点滴は1ヶ月間通い、その後は飲み薬を半年ぐらい続けて飲みましたが、聴力が回復したのは最初の3週間目ぐらいまで。

それ以降、聴力に変化は見られませんでした。

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より早く完治するために出来る事

異変に気づいたら、とにかくすぐに受診する事です。

仕事に復帰してから、周りの方に「突発性難聴になった」と言うと、

「すぐ病院行った!?時間が経ったら治らないらしいよ!」

と、複数の方に言われました。

 

やはり、皆さんもおっしゃる通り、早く治療を開始した方が、治りも早く、完治する確率も高くなるようです。

そして、さらに重要なポイントは治療の効果が出やすい最初の2週間は安静にすること。

 

先生に「安静に」と言われた期間は、しっかり安静にするべきでしょう。

仕事が気になって無理をしたために、治りが悪かったのでは…?と、私は今も後悔しています。

期間をすぎても良くならない場合は?

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突発性難聴は発症して一ヶ月以上経過すると、聴力は固定し、その後の聴力の回復は極めて困難だと考えられています。

「諦める」というわけではありませんが、飲み薬などの治療を続けながら、今の聴力に慣れていく必要があると思います。

 

私も実際に経験してわかりましたが、今まで普通に聴こえていた耳が片方聴こえなくなるだけで、かなり不自由に感じました。

音の方向感覚がつかめないため、道を歩いていても、車にはねられそうになったり、人ごみや騒音の中で話しかけられても聴こえないなど、発症前と同じようにはいかないストレスも大きかったです。

まとめ

突発性難聴は、さまざまな要因があって完治までの期間に大きな差があることがわかりました。

そして、残念ながら完治しないケースも多いということも…。

 

早く完治するために、もしくは完治に近づけるために大事なことは、

  • 難聴に気付いたら、とにかくすぐに耳鼻科を受診し、治療を受けること!
  • ドクターに「安静に」と言われた期間は、しっかり言い付けを守って安静にすること!

仕事や家事を休むことで、迷惑をかけてしまうこともわかります。

 

しかし、この先ずっと聴力が回復しないことを考えると、聴力改善が期待できる時期に適切な治療を受け、ゆっくり休むことが一番です!

 

「治療のゴールデンタイム」とでも言うのでしょうか(;^ω^)

特に最初の48時間が勝負です!!

後悔しないためにもすぐ病院に行ってください!!!

 

以上、参考になれば幸いです。

 

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