秋になり、寒くなってくると流行する病気の1つにRSウイルスがあります。

RSウイルスのRSとは、「Respiratory Syncytial(=呼吸器の合胞体)」の略で、喉や気管支などの呼吸器に感染する感染症です。

 

主に乳児の半数以上が1歳までに、そしてほぼ100%が2歳までに一度は感染し、その後も再感染を繰り返すとされています。

 

一般的には、年齢が上がるにつれて症状は軽くなり、年長児以上はあまり重症化しませんが、まだ小さいお子さんを育てている親御さんにとっては非常に気になる病気でもあります(>_<)

感染経路は、くしゃみや咳などによる飛沫感染、手指を介した接触感染がほとんどで感染力が強いのが特徴。

 

ですが、感染経路が分かっているのであれば、普段の生活からしっかり対処・予防すれば感染する可能性も低くすることが可能です。

今回はRSウイルスの症状対処法についてまとめてみました(^^)

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RSウイルスの主な症状

RSウイルスに感染してから4~6日間の潜伏期間を経て、

  • 発熱
  • 鼻汁
  • 鼻づまり

などの風邪のような症状が数日続きます。
熱の程度は、38度台が多く、39度以上の高熱が出ることはあまりありません。

 

大半は軽症で済みますが、重症化すると、その後、

・ひどい咳
・喘鳴(ぜんめい)が出る
・呼吸困難

などの症状が現れ、場合によっては気管支炎、細気管支炎、肺炎へと進展していきます。

 

初めて感染する乳幼児の場合、約7割は鼻汁などの症状のみで数日に軽快しますが、約3割は咳が悪化し、喘鳴、呼吸困難などが現れます。

特に、低出生体重児や、心臓や肺に基礎疾患がある場合は重症化のリスクが高まります。

 

また、無呼吸発作急性脳症等の重篤な合併症にも注意が必要です。

生後1ヶ月未満の赤ちゃんが感染した場合は、症状の現れ方が定型的ではなく診断が困難な場合があります。

発見が遅れると、突然死につながる無呼吸発作を起こすこともあるようです。

 

「せきがヒドイな…風邪かな?」

とのんびり構えていたら、RSウイルスで重症化してしまった。。

なんてことになったら親として後悔してもしきれません(汗)

 

なんとしても、症状が悪化するのは避けたいところ。

冒頭で接触感染しやすいとお伝えしましたが、

基本的なところをしっかりケアしていけば予防する効果は十分見込めます。

 

具体的には手洗い・うがい、マスクをすること。

できれば、子供たちが日常よく触れるおもちゃドアノブなどを消毒・除菌するなど、予防もしっかり行いたいですね。

アルコールやエタノールをスプレー型に保管してこまめに噴射し、清潔なふきんなどでふき取るなど、こまめなケアが大事です。

 

「消毒って何を使えば良いの?」と思われた方はコチラ↓

私はパストリーゼ77を愛用しています。

サトウキビが原材料のアルコールなので、口の中に入れても害がありません。
小さい子供がいる我が家でも安心して使っています♪

 

正直、家事や育児、仕事で忙しい方には面倒な作業でもありますが、こういった地道な作業が一番効果的なんですよね(^^ゞ

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子供が高熱を出しているがRSウイルスなのか?その判断基準とは?

大切なのは、熱以外の症状を見ることです。

子供が高熱を出す感染症は、

  • 突発性発疹
  • みずぼうそう
  • はしか(麻疹)
  • 溶連菌感染症
  • アデノウイルス
  • ヘルパンギーナ
  • インフルエンザ
  • おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)

など、さまざまです。

 

また、感染症以外にも、

  • 熱中症
  • 脱水
  • 中耳炎

などでも、熱が出ることがあります。

そこで重要なのは、熱以外にどんな症状があるのかです。

RSウイルスの場合は、ひどい咳が続いていたり、呼吸困難などが見られる場合は注意が必要です。

 

呼吸困難とは具体的に、呼吸の数が多くなる「多呼吸」や、呼吸のたびに肋骨の下が凹む「陥没呼吸」などで、「無呼吸」にも気を付けなければなりません。

病院に連れていった方が良い?

RSウイルスは、生後半年までの乳児の場合、重症化しやすく、突然呼吸が止まるなどの急変もあります。

重症化する前に医療機関を受診した方がよいでしょう。
しかし、RSウイルスには特効薬はありません。

咳がひどい場合は、気管支を広げる薬や、痰を切りやすくする薬、炎症を抑えるステロイドなどが使われます。

呼吸状態が悪い場合には、人口呼吸器をつけて呼吸を助けます。

 

また、栄養や水分が摂れていない場合は、点滴をするなど、症状をやわらげる対処療法が中心です。

 

自宅で過ごす場合は、部屋を加湿して、水分補給をしっかり行って下さい。

また、咳が出て眠れない時は、楽な体勢を探してあげるのも良いでしょう。

 

動画の方でもより具体的な対策が紹介してあるのでご覧ください

まとめ

2歳以上の場合は、風邪の症状と似ているため、RSウイルスと気づかずに、周りにうつったり、重症化してしまうのが厄介ですね。

そうならないためにも、発熱以外に、咳や呼吸状態など、気になる症状が出たら要注意ですね。

 

しかし、

「風邪のような症状で病院に連れて行って、他の菌までもらって来ないか…」

など、病院に連れて行くタイミングも悩ましいところです。

また、病院に行ったからと言って、すぐに良くなるわけでもないのが辛いところ。

 

友達の場合、3歳のお姉ちゃんが保育園でもらってきたRSウイルスが、生後2ヶ月の弟にうつり、2人とも入院することになりました。

お姉ちゃんは快方に向かっていたのですが、経過観察のための入院。弟は、まだ小さかったので即入院だったようです。

点滴をして、数日後には2人そろって退院できましたが、今度はお母さんにうつって、看病疲れもあり、辛そうでした。

 

子供が小さい時はどんな病気にもかかりやすいため非常に気苦労しますよね(汗)

大変ですが可愛いわが子の為、しっかり予防してあげましょう。

 

また子供だけがかかる病気でもないという点も注意して下さい。

身体が疲れていたり、免疫力が落ちていると感染しやすくなるので、これからの季節はより体調管理に気を付けてるべきだと思います。

あなたが病気だったら元も子もありませんので(>_<)

 

以上、最後まで読んでくださりありがとうございました。

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