「エンジンオイルが汚れてきてるんで、交換しておきますね~」
「ブレーキ液が減ってきてますので足しておきました」
6ヶ月点検や1年点検の際に、こう言われた事ありませんか?
よくわからなかった私は
「ハア、交換した方が良いんですよね?じゃあお願いします。」
みたいな感じで依頼していました…
でも、仕事で車の管理を任されるようになって、日常点検をするようになってからは、
「自分でわかるようにならなければイカン!」
と感じるようになりました…
当たり前じゃ!
とお叱りをうけそうですが(;^ω^)
そう思って、ボンネット(車の前の部分)を開けて中を見てみても何が何だかサッパリ…
そんな場合でも大丈夫!
車の日常点検において
- どこをチェックするのか?
- どうなっていれば交換、追加するのか?
この流れを知ることで、私でも分かる様になりました(^^ゞ
そうしたポイントを1つ1つ見ていきましょう。
日常点検で確認する手順はコレ!
車の部品って本当に色々あってよく分からないですよね?
タイヤやブレーキなどは目にするのでわかると思いますが、エンジンオイルとかバッテリーとか言われても…
お気持ちはわかりますが、一度チェックしてもらえれば案外スッと頭に入ったりします(^^)
まずは第一段階。
そうです。ボンネットを開けてその中の部品をチェックするわけですね~
ボンネット開けたこともないという方のために…
【ボンネットの開け方 】
これがボンネットです。
じゃあ開けてみようと上にあげようとしてもあがりません(汗)
そこで…
ハンドル席の扉付近にこういったマークのレバーがあると思いますので探してみて下さい(>_<)
そこを引くと「ガコッ」という音がします。
ボンネットが少しだけ浮いているのでそれを持ち上げます。
中身をみれると思いますが、手を離すとまたしまってしまいますので、
このようにつっかえ棒を右側の穴に差し込んで、扉を固定して下さい。
ここまで出来たらやっと点検に入りますよ~
まずどこを見るのか?
車の部品はそれぞれが重要な役割を持っていますので、どれも大事なんですが、
その中でも私が特に「外せないな」と感じたのが液体の残量です。
具体的には
- エンジンオイル
- ラジエーター(冷却水)
- ブレーキ液
- バッテリー液
- ウォッシャー液
まずは5つをチェックしてもらえれば大丈夫です。
では次にそれぞれ、どこを見れば残量がないのか、大丈夫なのかを詳しく見ていきたいと思います。
エンジンオイル
エンジンは車の動力として重要な部品です。
人間で言うなら「心臓」のようなもの。
そしてエンジンオイルは「血液」のようなものと言えます。
エンジンがスムーズに動くよう潤滑油の役目を果たしているので、欠かさずチェックしましよう。
ボンネットを開けて、この丸いプラスチックの棒のような物を探します。
指を引っ掛けて引き上げるとスルスルと上がるので全部出してしまいましょう。
一度タオルなどでオイルを拭き取り、また元の場所に差し込みます。
再び引き上げてオイルが付着している所がどのあたりなのかをチェックします。
図のようにHとLの間が色づいていればOKです。
残量は足りているという事ですね♪
ラジエーター(冷却水)
車で走った後、ボンネットを触ると熱くなっているのは知っていましたか?
あれはエンジンルームが熱を持っているからなんですね。
いつまでもエンジンが熱をもっているとオーバーヒートして部品が壊れる恐れがあります。
それを防ぐために冷やしてくれるのがラジエーター内の冷却水です。
キャップの所に「COOLANT」と表示があるのが冷却水です。
チェックするポイントは「FUUL」と「LOW」の間に入っているか?
この車では非常に見えにくい所に表示があるのでわかりにくかったです(汗)
車種によって形が違うのでご自身の車で確認してみて下さい。
ブレーキ液
ブレーキ液はブレーキを踏んだ時の力をタイヤに伝えるための液体です。
量が少なくなると圧力がうまくかからないのでブレーキが効かなくなり危険です。
ここも必ず点検しましょう
これがブレーキ液のタンクです。
キャップの所にブレーキ液という表示があるので、それが分かりやすいかと思います。
残量チェックは
「MAX」と「MIN]の間に液体があるか?
これをみて下さい。
バッテリー液
バッテリーは車のエンジン始動時、またライトへの電力供給など重要な役目を担っています。
バッテリーを使うたびにバッテリー液を使用するので、減っていると「バッテリーがあがる」原因になります。
エンジンがかからないのでかなり焦りますよ(汗)
どこをチェックするのかと言うと
このマークをみて、正常な表示になっているか?
(この場合だと青マークになっているのでOK)
またバッテリーの側面をみて UPPERとLOWERの間に入っているかを確認します。
ウォッシャー液
フロントガラスが汚れるとワイパーを使ってきれいにしますよね?
その時に液体の洗剤のようなものが噴射されると思いますが、それがウォッシャー液です。
当然中身がなくなれば出てきませんので視界が悪くなり運転の時に困ることになります。
よってココも点検する必要があります。
ウォッシャー液は表示がわかりやすいです(^^)
フロントガラスのマークがあるのでコレだとすぐにわかります。
中は細いホースのようなものが入っているので、先っぽが濡れているかチェックしましよう!
そこが乾いているとウォッシャー液が無い状態だとわかるので、補充する事になります。
どの位の頻度で点検するのか?
点検すべきポイントがわかった所で、感じたことがあるかと思います。
「この点検って毎日しないといけないの?」
という事です。
ここで教習所で教わった事を思い出してみましょう^_^;
免許を取得する際に、実は必ず点検のやり方については説明されています。
私はすっかり忘れてしまっていましたが、教官の人は「毎日車に乗る前にチェックするべき」と伝えているはずです。
つまりこれらのチェックは毎日しないといけないワケです(汗)
でも、実際には難しいと感じます…
慣れるまでとしても、1台につき最低5分はかかりますし、車の管理台数が多いとそれこそ30分以上かかるようになります。
とてもじゃないけど、そんな時間の余裕を見つけるのは現実的ではない気もします。。
実践している人はほとんど見かけませんし(^_^;)
となると最低でも月に1回。
出来れば週に1回は取り組みたいところです(>_<)
「週に1回も点検する必要あるのかよ?」
と思うかもしれません。確かに1週間でこれらの液が激減するほど使用する事はないのかもしれませんが、
怖いのは漏れなんです。
部品が劣化して、液が漏れていれば
「アレ?昨日補充したばかりなのに…」
という事になりかねません…
そういった事態を避けるためにもなるべく短い期間でチェックする事が大事。
車が多い場合は日にちをずらして、点検した日を記録しておけば短い時間でも実践可能になると思います。
例えば
- 月曜日 カローラ
- 火曜日 ムーブ
- 水曜日 ノート
- 木曜日 タント
- 金曜日 フィット
(車種はあくまで参考例としてお考えください)
このように1台ずつなら5分~10分でチェックできますので定期的に点検する事が可能になります♪
残量が少ないとわかったら?
点検してみて
「これは、残量が少ないな」
と気付くことがあると思います。
そういった時はどうしたら良いのでしょうか?
一番確実なのは、ディーラーか最寄りのガソリンスタンドで交換、補充してもらう事です。
自分で出来る作業もありますが、やり方や補充する液がどのようなモノかよく分からない部分もあります。
最初はプロの方にお任せしてどういった作業をしているのか見せてもらいましょう!
そこで「自分にも出来そうだな」と感じたら次からチャレンジしてみることをおススメします(^^)
最後に
細かく説明させて頂きましたがわかりましたでしょうか?
正直、私も最初はよく分かりませんでした(~_~;)
残量が見にくかったり、パッとみ同じような部品もあったりで時間が掛かったのを覚えています。
慣れていくうちにだんだんスピードアップしましたが、
最初はわかりやすい所から手を付けていくとスムーズに進めることが出来ますよ。
おススメとしては
- バッテリー液
- ウォッシャー液
- エンジンオイル
- ラジエーター冷却水
- ブレーキ液
この順に点検するとやり易かったです♪
バッテリー液はみてすぐにわかりますし、エンジンオイルやウォッシャー液も抜き差しすればよいので、特徴的です。
あくまで個人的な意見になりますが、あなたがやり易い方法を見つけることが続けるコツです(^^)
この記事を見ながらで結構ですのでスマホ片手に、この機会に一度チャレンジしてみてください!