バイオリン購入時に張ってある弦は、コストを抑えるために、安い弦を張ってあることが多いです。

バイオリンを習い始めてしばらくすると、

「先生の音は柔らかいな~」

「こんな音を響かせたいな~」

と憧れもでてきますよね♪

 

「私も先生みたいに弦を交換したら、少しは良い音が出せるかも?」

そう思ってしまう事もあるかと思います。

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しかし、いざ弦を変えたいと思っても、弦の種類はたくさんあります。

色んなパッケージがあるけど、パッケージの見た目だけで選ぶわけにもいかず、どうしたら良いのか…悩みます。

 

そこで、今回はたくさんの弦の種類の中から

  • それぞれの弦にどんな特徴があるのか
  • おススメの弦はどれなのか
  • はたまたプロが使っている弦は特殊なの?

といった気になるところにズバッとお答えしようと思います(^^)

弦の種類はどんなものがある?

バイオリンの弦には、「ナイロン弦」「ガット弦」があります。

それぞれの特徴は、

【ナイロン弦】

弦を張り替えたあと、すぐに演奏することができます。

しかし、「良い音」を維持できる期間が短い傾向にあります。

 

【ガット弦】

羊の腸からできています。

古い楽器によく用いられている弦で、音色がとてもキレイだそうです。

しかし、弦が伸びてなじむまで時間がかかるため、弦を張り替えたあと、すぐには演奏できません。

取り扱いが難しいので、アマチュア向きではないですね。

 

ちなみに、私はナイロン弦を使用しています!

ガット弦は使ったことがありませんし、私の周りで実際に使っている人を見たこともありません。

一度は試してみたいな~と、興味はありますけどね(^^)

弦の種類によって個性が出るのか?

それぞれの弦には特徴があり、音にも個性があります。

その感じ方は正直人それぞれではありますが、私もたくさんの弦で演奏してきた経験があります。

実際に使ったことのある弦はこれだけあります。

  • ドミナント
  • エヴァピラッツィ
  • インフェルド赤
  • ヴィジョン

 

それぞれの特徴をお伝えすることで、どういった個性があるのかお分かりいただけると思います!

ドミナント

楽器本来の音をそのまま引き出してくれる、良い意味で音に主張のない弦です。

弾く時に力は不要なのに、きちんと楽器を鳴らしてくれる印象があります。

コストパフォーマンスも良く、オススメする方が多いです。

エヴァピラッツィ

音量があり、華やかな音が出ます。

楽器の反応が良いという印象です。

私の周りでも使っている人は多いですが、「品がない」という意見もあり、好き嫌いがわかれるようです。

ヴィジョン

キリッとした鮮やかな音が特徴で、私の周りも使用している人が多いです。

コストパフォーマンスが良いのもオススメのポイントです。

インフェルド赤

柔らかく、落ち着いてマイルドな音が特徴です。

チューニングが安定しているのもありがたいですね。

マイルドな感じが第一印象は良いけど、長く使用すると飽きる…という声も聞きます。

 

私がバイオリンを習い始めて3ヶ月ぐらい経った頃、そのとき指導を受けていた先生にオススメしていただいて、一番最初に買った弦です。

その当時の私は、まだまだ技術も未熟で、音を聞き分ける耳もなかったので、残念ながら「弦を張り替えて音が変わった…」と実感することはできませんでした。。

ですが、先生が「うん、音が柔らかくなりましたね!」と言って下さったのを覚えています。。

 

よって、まず初心者の方はインフェルド赤をおススメしたいですね(^^)

私的には、見た目にもわかりやすいE線のゴールドがお気に入りでした♪(笑)

 


 

ちなみに、ソロで演奏するのか、オーケストラで演奏するのか?会場の広さや特性、演奏する曲目などで、その場面にあった弦に張り替える…という演奏家もいるようです。

そこまでの技術がともなっていない私は、「E線はゴールドが良い」とか、「弦の端っこの色がカラフルで可愛い」とか、見た目が気になり選んでいました(笑)

 

最初はこの様に「見た目」「演奏のやり方」で弦を選んでいってもよいと思います。

その中で自分にあったモノを見つけていけば良いワケですから(^^)

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安い弦でも上手い人が演奏すれば高い弦と変わらないのか?

それぞれの弦の持つ音の特徴が違うので、弦の値段が安い・高いと言うより、好みの問題なのかな~という気がします。

また、楽器が持つ能力や個性も違うため、その楽器との相性も大いにあると言えます。

そのため一概には言えませんが、安い弦を張った私の楽器でも、先生が弾くとキレイな音が鳴ります… (^^;

その違いは、やはり「技術」と「感性」なんでしょうかね(汗)

プロの人はだいたいいくら位の弦を使う?

プロの演奏家は演奏頻度が高いため、比較的値段の安い弦を使っているようです。

ちなみに、弦の交換頻度は、1~2週間に一度だとか…。

 

プロは、さぞ高級な弦を使用しているのだと思っていましたが、実はそうでもないのですね。

高い弦を1~2週間で交換していては、いくらプロでも大変ですからね(^^;

 

ドミナントを使っているというプロの演奏家を知っていますが、プロも同じ弦を使っているのだと思うと、なんだか親近感がわきます♪

「同じ弦だと思えない!」というほど、全然音が違いますけどね(笑)

まとめ

  • 弦の種類によって、個性はさまざま
  • 弦選びは、楽器との相性や、演奏者の弾き癖や好み次第
  • プロの演奏家は、意外と手頃な価格の弦を使っている
  • いくら高い弦でも、長く使用していると劣化し、本来の音を響かせられない

毎日弾いていると、弦の劣化による音の変化には気づきにくく、張り替えのタイミングがわからないものです。

弦が切れたら、張り替えなくては…と思うのですが、そうでなければ、弾けるから大丈夫と思ってしまいますよね(^^;

 

私もつい先送りにしてしまうのですが、やはり、新しい弦に張り替えたときは、音の違いに毎回感動するものです!!

アマチュアでも3ヶ月ぐらい(長くても半年)で弦を張り替えた方が良いとされています。

せっかくなので、いろんな弦を試して、お気に入りを見つけたいですね♪

 

以上参考になりましたら幸いです♪

 

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