一人で自由に弾くのも良いですが、弦楽アンサンブルも楽しいですよね~♪
自分以外の楽器やパートと一緒に演奏することで、こんなにも音楽の幅が広がるのか~と感動します!
私が初めて弦楽アンサンブルに参加した時は、「少々間違えてもバレないな」と思っていましたが、実はバレバレなんですよね~(^^ゞ
それでも、同じパートを弾くメンバーがいたり、他の楽器とのハーモニーが心地よく、なによりソロの時よりも堂々と気持ち良く弾けるので、楽しいです♪
そこで今回は弦楽アンサンブルをみんなで取り組むのにおススメの5曲をご紹介したいと思います。
「まずはコレ!」という曲から、「こんな選曲もおしゃれだよね♪」という曲まで選んでみましたで、ぜひ参考にしてみて下さい(^^)
王道中の王道!?チャイコフスキー「弦楽セレナーデ」
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「弦楽アンサンブルと言えば!?この曲が真っ先に頭に浮かぶ!!」…のは、私だけでしょうか?(笑)
この曲は、ピョートル・チャイコフスキーが1880年に、弦楽オーケストラのために作曲しました。
チャイコフスキーの代表作の一つとして親しまれているので、聴いたことがある方も多いはずです。
アマチュア弦楽合奏団で挑戦しましたが、私たちには難しくて、途中で断念した経験のある曲です (^^;
バイオリンの旋律が大好きなので、いつか弾けるようになりたいなぁ~と、憧れの曲でもあります。
動画『 Tchaikovsky Serenade for Strings in C major, Op. 48 チャイコフスキー 弦楽セレナーデ』
誰もが知っている名曲!モーツァルト「アイネクライネナハトムジーク」
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モーツァルトの楽曲の中でも、とても有名な曲の一つですね。
みなさん、必ずと言って良いほど、聴いたことがあるのではないでしょうか?
題名は長くて難しいですが、小学校の授業で習ったとき、早口言葉のように面白がって覚えた記憶があります(笑)
この題名は、ドイツ語で「小さな夜の曲」という意味があります。
かつては日本語で「小夜曲」と訳されていましたが、現在ではほとんど使われていません。
この曲がおススメなのは、他の弦楽アンサンブルの曲に比べると、比較的弾きやすいことです。
聴き慣れた曲なので、練習に取り組みやすいこともありますが、特別高度な技術がなくても演奏できます。
そして、観客もよく耳にする曲なので、コンサートなどで演奏したときのウケが良いです♪
ただ、みなさんよくご存知の曲なので、間違えるとバレるデメリットもあります(笑)
天才が作った心震える曲と言えば?バッハ「G線上のアリア」
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こちらもとても有名な曲ですね。
バイオリンの4本の弦の中で、G線(一番低い弦)1本で弾けるようにアレンジされたことから、「G線上」と名付けられたのは有名な話です。
重々しく厳かで、かつ優雅な旋律は、聴いているだけで涙が出そうになります。
演奏する側としては、スローテンポで繊細な旋律だけに、緊張感が半端ないですね!
しかし、ホールではその緊張感が聴いている側にも伝わって、ゾクゾクっと鳥肌が立ちます。
個人的に大好きな曲の一つです♪
弦楽アンサンブルでは定番?!ホルスト「セントポール組曲」
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グスターヴ・ホルストによって1912年から1913年にかけて作曲された、弦楽合奏のための組曲です。
全曲(4楽章)通しても15分に満たない曲ですが、コンマスやヴィオラのソロなどがあり、弾きごたえも聴きごたえもある曲だと思います。
(ソロ以外は)演奏するには、特別高度な技術を必要とするわけではないので、弦楽アンサンブルや学生オーケストラなどでも演奏される機会が多くあるようです。
第4楽章は、誰もが耳にしたことのあるグリーンスリーブスのテーマが出てくるので、クラシックに親しみのない方にもおススメの一曲だと思います。
いつか(バイオリンのソロ)弾きたいなぁ~と思う一曲です♪
日本も負けていない!芥川也寸志 弦楽のための三楽章「トリプティーク」
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芥川也寸志が1953年に作曲した弦楽合奏曲。
「トリプティーク」とは「三連画」を意味します。
第1楽章の曲の冒頭から突進するような躍動感あふれる力強い旋律が印象的ですね。
打って変わって第2楽章は叙情的な楽章で、全パートに弱音器が指定されていたり、楽器本体を拳で叩く「ノック ザ ボディー」という特殊奏法が用いられているのも特徴の1つ。
私がこの曲を好きになったキッカケは、スーパーキッズ・オーケストラが演奏しているのを聴いてからです。
本当に力強く堂々とした演奏に感動したのを覚えています。
さて、ココまでおススメの曲をご紹介しましたが、
「まずはどれから始めたらいいんだろう?」
と悩むこともあるかと思います。
そこで、次ではこれから曲を選ぶ際のポイントについてもお伝えしようと思います。
曲を選ぶコツ
弦楽アンサンブルの曲を選ぶにあたって、「弾きたいから弾く!」「この曲がカッコイイからやってみたい!」で決めてしまっては、うまくいかないことが多いです。
曲を選ぶときのポイントは次の3つ。
全パートが満足できる曲か?
例えば、「チェロだけがやたら目立つ曲」や、「ヴィオラにすごく負担のある曲」など、練習していく上で、どこかのパートから不満が出そうな曲は不向きでしょう。
どうしても第一バイオリンが目立つ傾向にあるのは仕方ないですが、少なからず全パートが納得して練習に取り組める曲を選ぶ必要があると思います。
難易度は適している?
これは、アマチュアの弦楽アンサンブルではもっとも重要なポイントだと思いますが、
その曲を弾く技術があるのか?
コレをよく考える必要があります。
簡単過ぎると退屈してしまいますし、難しすぎると、練習がイヤになってしまうことも…(~_~;)
全員のレベルも一律ではないので難しいですが、「今の実力より少し上のレベル」が理想ですね。
演奏していて楽しい?聴いていて楽しい?
演奏者側の好みや技術ばかりに気を取られがちですが、演奏会などの場合は、聴き手のことも考えて選曲する必要があります。
もちろん、演奏者が楽しく、意欲的に練習に取り組める曲であるのは前提ですが、聴く側のお客さんが退屈してしまっては自己満足で終わってしまうので、注意が必要です。
弾く側も聴く側も楽しめる曲と言えば、「有名な曲」つまり「名曲」と言われる曲が無難なのではないでしょうか♪
まとめ
弦楽アンサンブルの選曲のポイントをまとめると、
- 全パートが納得しているか
- 難易度は適しているか
- 弾いていて楽しいか
- 聴いていて退屈しないか
この様になります。
少々難しくても楽しんで練習に取り組める曲であれば、難易度の問題はクリアできそうですよね♪
逆に弾いていて気分が乗らない曲は、練習自体がイヤになってしまいます。
そして、聴き手も退屈せず楽しんでもらうための配慮も忘れずに。
やはり聴いたことがある有名な曲や、初めて聴いても親しみやすい曲から始めるのがおススメですね♪
弦楽アンサンブルの曲選びの際はぜひ参考にしてみて下さい(^^)
最後までご覧いただきありがとうございます。