いよいよ年が明けると大学受験が始まりますね。
センター試験から始まり、国公立の二次試験や私立大学の試験など今後の人生を左右する正念場であることは間違いないと思います。
毎日必死で勉強なさっていると思いますが、神頼みでもなんでも出来る事はやっておきたいですよね?
例えば初詣に行った際の合格祈願。
1年の初めに神様にお願いしておくことで少しでも合格率アップを図りたいところ。
まさに神頼みといった所ですが、昨年おじいちゃんが亡くなり喪中となってしまいました。
親や親せきのおじさんなどは初詣にはいかないと言っていましたが、
受験生である本人も初詣には行けないのでしょうか?
受験は来年しかないと思いますし、合格祈願をすることがそんなに悪い事とも思えません。
亡くなったのは9月でしたので、期間も経っているし…。
でもバチ当たりな事をして落ちたら、初詣のせいにしてしまいそうです(汗)
そんなモヤモヤした疑問をスッキリ解決できるように詳しく調べてみました!
きっとお役に立てると思います(^^)
喪中で合格祈願の初詣はダメなのか?
結論から先に申し上げますと、喪中の期間であれば初詣で合格祈願をしても差し支えないと言えます。
いつも通り神社へお参りに行って、お願い事をするのはOKという事ですね。
では、なぜいつも
「喪中の時は神社へのお参りは控えるべき」
と言われるのでしょうか?
それは「忌中(きちゅう)」と「喪中(もちゅう)」を混合して考えているからなんですね…。
喪中と忌中の違い
どちらも身内の死に対して悲しみにくれている状態の事をさし、お祝い事などを控える期間のことを指します。
このような状態を忌服(きふく)とも言います。
では何が具体的に違うのか?
一言で表すとその期間の長さという事になります。
- 忌中とは…亡くなってから49日間
- 喪中とは…亡くなってから1年間
が目安となります。
初詣など神社に行くことを避けるべきとされているのは実は忌中の期間なんですね。
亡くなってから49日間はもっとも悲しみの強い時期と考えられており、神社は基本的に「死」を遠ざけるものとして存在しているため、その期間は近づく事を避けて過ごすことが一般的な考え方です。
これに対し、喪中は1年間という期間です。
1年間はお祝い事などはなるべく控えるように過ごすべきなのですが、そうもいってられないのが現代。
忌中が過ぎればお参りなどは差し支えないと考えられています。
なので、まずはいつお亡くなりになったのかを確認して、行ってよい時期なのかを調べてみましょう。
例えば9月に亡くなられたのであれば、初詣はふつう1月1日~3日までには行くと思いますので、
3ヶ月は過ぎていることになります。という事は90日以上経っている為、忌中は明けていると言えます。
1月1日から逆算してみると11月20日前後が基準になりそうです。
つまり、
- 11月20日以前にお亡くなりになった…喪中期間
- 11月21日以降にお亡くなりになった…忌中期間
日数的に考えるとこのようになりますので一つの参考になればと思います。
※忌中にはもう一つ神道という考え方があり、その場合は忌中明けは50日を過ぎてからとなっています。
「そうか、じゃあ私は忌中になるので、初詣での合格祈願は行けないな…。」
ここまで読んでこられてそう思った人もいらっしゃったのではないでしょうか?
確かに神社であれば忌中の方は避けるのが無難ですよね。。
でも、どうしても合格祈願に行きたいという方の為にもう一つの方法をご紹介します♪
初詣=神社?
「どうしても初詣に行きたい。けど神社はいけない。。」
という方は
お寺に行くという方法があります。
お願い事をするのに必ず神社でなくてはいけないというワケではありません。
お寺は神社のように「亡くなった(死去)」という事に対して遠ざけるという考えがない為、初詣するのであれば寺院に行くことで時期的な問題を考慮する必要がないといえます。
浅草の浅草寺や成田山の新勝寺など、有名なお寺には毎年たくさんの方が初詣に行くと思います。
よって、神社でなくてはダメという事ではありません。
近くにお寺がある場合はそちらも検討してみましょう。
最後に:初詣ついでに合格祈願は間違い?!
そもそも喪中とは「悲しみにくれて何もする気がおきない状態」の事。
逆に言えば、
「悲しい気持ちも確かにあるが、受験に向けて勉強しなければ」と思っているのなら喪中は明けたと考えるべきです。
初詣は1年の始めにあなたの願いが叶うようにお祈りをすること。
今年一番の目標は志望校に合格する事ですよね?
ならば、亡くなったおじいちゃんを喜ばせるためにも合格の為に初詣で祈願することはなんら悪いことではありません。
もちろん神頼みではなくて努力が必要ですよ^^;
以前と比べると喪中や忌中の過ごし方も少しずつ変わってきていると思います。
あまり形式的にならずに、ご両親や家族に一言相談して、お祈りしてもバチは当たらないと私は感じています。
もし反対されたら、初詣は控えて、忌中が明けた時に今度は合格祈願として神社もしくはお寺にお参りにいけばよいのです。
今年一番のお願い事が受験だとしても、初詣ついでに合格をお祈りするよりよっぽど効果的だと思います。
まあここは個人の考えやご家庭の事情もありますけど(^^ゞ
なにはともあれあなたのベストが尽くせるようにしっかりお参りして、受験頑張ってください(^^)
私も陰ながら合格をお祈りしております。