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「ねえ、そろそろ鏡餅片付けた方が良くない?」

1月も10日を過ぎようとしていた頃 、会社の受付の女性にこうたずねられたことがありました。

 

確かにお正月の雰囲気もずいぶん抜けてきたし、いつまでも置いておくのもちょっと違和感ありますよね?

でも、鏡餅って本来いつまで飾っておくものなのでしょうか?

正月飾りの時に一緒に片付ければよい気もしますが、ここは毎年総務課として9年間鏡餅を用意してきたこの私がお答えしようと思います(^^)

ぜひ参考にしてみて下さい。

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鏡餅はいつまで飾るもの?

鏡餅を何日まで飾っておくのか?

一般的には1月11日までとなっています。

よってこの日の業務が終了したら、そのあと鏡餅はお供えから外しましょう。

ではなぜ1月11日となっているのでしょうか?

それは鏡開きが1月11日となっているからです。

鏡開きとは?

鏡餅は本来お正月に神様が訪れるのでそのお供え物として用意しておくものです。

神様は1月1日~1月7日(松の内と呼ばれる期間)までいらっしゃると考えられており、神様がいなくなってから有難くお餅をいただく。

このような行事を鏡開きと言います。

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1月7日までが松の内となれば8日や9日でも良い気がしますが、

1月11日は縁起が良いとされる日という事で一般的にはこの日が鏡開きとなっています。

 

ただ、この鏡開き。

地方によっては日にちが違うみたいなんですね(^_^;)

鏡開きはいつ?地方で日にちが違う?

さきほど松の内が終わった日を基準に鏡開きをするとお伝えしましたが、この松の内の期間が地方では違ってくるんですね。

そのため、鏡開きをする日、すなわち鏡餅を下げる日も変わってくるというワケです。

具体的にはこのようになります。

  • 関東 1月11日
  • 関西 1月15日
  • 北海道 1月11日
  • 九州 1月11日
  • 京都 1月4日

関東の習慣にそって鏡開きするところが多いようです。

逆に関西や京都はその流れを受けていない為、日にちが違うようですね。

それにしても京都は1月4日とは…(^_^;)

だいたい三が日まで会社はお休みなので仕事始めにはもう鏡餅は飾らないということになりますね(汗)

 

さて、鏡餅を下げる日がわかった所で

その鏡餅はどうしたらよいのか?

捨てるわけにはいきませんし、大事にありがたく取り扱わなければいけません(>_<)

次でその方法についてお伝えします♪

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供え終わった鏡餅はどうする?

神様にお供えしていた餅を下げたということは神様の力が宿ったお餅を扱うことになります。

それをみんなで食べて、病気やケガなどをせずに今年一年健康に過ごせるようお祈りします。

神様の力を得られるということでとっても有難いお餅として食べられてきたわけですね。

 

例えば、お雑煮やおしるこという様に、お餅を細かく分けて体を温める食べ物として口にいれるとご利益もあると感じられます(^^)

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一般のご家庭ではそのようにして食べる方がほとんどのようですね。

 

ただ、会社の場合はなかなかそうはいきません^^;

従業員が多い職場だと、分けるのも一苦労(汗)

その場で料理して食べる事も難しく、かといって切り分けて配るのも全員に行き渡らないこともありました。

そこで私の勤めている会社では

「ホンモノの鏡餅ではなく、レプリカの餅を使う」ことになりました。

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このような商品が売ってありますので、これをわが社では正面玄関に飾るようにしました。

餅は食べる事はできませんし、いかにもお飾りになってしまいますが、

  • カビなどを気にしなくて良い
  • 毎年買いに行く必要がなく、保管がラク

といったメリットもありますので、みんなで食べることが難しい職場ではこういった方法もあります。

ご自身の会社の方針や状況に応じて対応する事が大切ですね(^^)

 

ちなみに先ほどのレプリカの鏡餅。

こちらで安く購入できます♪

⇒日本職人が作る 鏡餅はコチラ

まとめ

最後にこれまでお伝えした事をまとめておきます。

  • 鏡餅は一般的に1月11まで飾る
  • 関西や京都など地方によって若干違う日がある
  • お供えが終わった鏡餅は有難くいただく
  • 管理が難しい場合はレプリカなどを利用するのもアリ

やはり出来れば、皆さんの健康と会社の発展をお祈りして鏡開きをしておいしく頂きたいところですよね。

 

最後にもう一つ。

もし鏡開きをするのであれば、やってはいけないことがあります(>_<)

それは鏡餅を切ること。

小分けにするには刃物を使うのが便利なんですが、これまでお伝えした通りお正月の神様の力が宿った餅を切るという事は縁起上、良くない事とされています。

有難い力を断ち切るというニュアンスが含まれているからなんですね。

よって、木槌などで餅を割ってから食べるようにしましょう。

 

お正月の風物詩でもある鏡餅。

縁起物なので会社でもぜひ大切に扱ってくださいね。

 

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